スルコレブチア属 南米のカオス





ここ数年、サボテンの品種と価格を睨めっこしている。
すると、市場価格が把握できるようになってくる。

他の店舗型のサボテンショップでも、通販ショップでも
ここは高めでここは安めの設定だとかおおよそ把握できるようになる。

趣味の世界の場合、金額があまりに高くなければ許せる範疇。
それ以上に思い入れや現品への愛着度も重要ではないかと思う。

現品を見ながら購入するものと、カタログの品種とサイズだけで買うものとは
価格差があって当たり前だと思う。

店舗型はどうしても鋭い目感に晒される事になるし
店舗の条件によっては展示期間が長いと徒長・萎縮は致し方なし。
常時開放の温室直販になると、やたらと農薬散布できないだろう。
特異な需要があれば農薬散布もできないかもしれない。
カイガラムシなどの病害虫にに晒されているが、しかし、無農薬安心サボテンである。
ガラパゴスイグアナにウチワサボテンを与えたら死んでしまった・・・
こんなクレームがあったらどうしましょう?

サボテンは観賞用だから、農薬まみれでもあまり問題とならない。
病害虫にやられれば、たちどころに美観を損ね、商品価値を失う。
花卉植物全般に言えることだと思う。

水草なんかは農薬まみれにすると消費者に袋叩きにされる。
水槽に農薬まみれの水草を投入すると、数時間で一緒に入れるエビがたちどころに踊り死ぬ。
人間以上に農薬に弱い「生体」と水槽で「同居」させることが多いからだ。
水草の農薬に関しては、対人用生鮮食料品以上に管理が行き届いている店舗が多い。
農薬でエビが死んだとクレームが入る。だから農薬抜きをしてから販売する。
人は死ななくてもエビは死ぬ。
消費者の多数の意見を無視したら商売は成り立たない。

ホームセンターで売っている腐葉土だって一緒だ。
腐葉土に虫が混じっているとダメなんだそうだ。
で、農薬を散布しているらしいのだが、これも消費者の多数が選ぶからである。
植物栽培用に使うのが主目的だから問題ないのだ。

これをカブトムシに与えることを目的にしたら、市場の数割はクレーム対象になるだろう。

カブトムシの育成をする場合、カブトムシ用の腐葉土(マット)が販売されている。
それだと高いので、花卉栽培用の無農薬腐葉土を使う需要がある。
供給側がそれを知らずに農薬使用に切り替えれば、その需要を失う。
クレーマーがいれば供給側はそのような特殊な需要を把握できる。
クレーマーは絶対数が少ないので、ほとんどの購入者は黙って他のメーカーに切り替えるであろう。

キャベツは農薬まみれだが、それは消費者が望んでいるから。
生産者は畑の一角に自分専用の「無農薬の青虫キャベツ」を育てている。
別に専用といっても「通常の3倍の速度が出せる」わけではない。
ソロモン(こんぺいとう)のようないびつなキャベツをわざわざ育てる。
幼少の頃、自宅のキャベツはヨトウムシやモンシロチョウの蛹付きが当たり前だった。
葉っぱを数枚剥がせばほぼ綺麗なキャベツになる。

でも、たまにキャベツの内側に青虫がいて、包丁でブチッと切ったりする。
あれがきっと潔癖ママ族にとってダメダメなんだろう。

巷の潔癖ママ達は「綺麗が汚い。汚いが綺麗」を自覚したほうがいい。
青虫食って人は死なないが、農薬飲めば子供に影響が出る。

子供のウンチは平気。パパの靴下はダメ。
これはある意味正論かもしれないが、自分の服と一緒に子供の服を洗濯してる。
これでは意味がない。

子供が可愛ければ、自分の洗濯物とも分けなければ意味がない。

子供からすれば、どっちの洗濯物だって異質なものに変わりはない。
自分のものは綺麗という考えは子供には通用しない。
その母乳からは虫食い跡の無い青く清浄なキャベツの高濃度の農薬が出ているかもしれない。

そして、そのように大切に育てられたその男の子が無事成長したら、
その男の靴下も、やはり別に洗濯されるのである。

地球の生態系は今までエネルギー保存側に動いている。
化石燃料なんかは動植物の屍骸の集まりで、地球上のエネルギーが長い年月をかけて
集積したものだ。

最近、CO2の放出がどうのこうのとなっているが、これも地球上では大した問題ではないのであろう。
あくまでも、現世生物の維持のための方便に過ぎない。

地球上はもっと劣悪な環境の時期があり、その中でも生物が育まれ、人間から見ての汚濁が浄化されてきた。
人間から見た汚濁の浄化の結果、地球上に人間がいるだけだ。
人間が地球を汚しきった時、人間を含めた生物は死滅する。地球にとってとるにたらない些細な事である。
きっとその環境が「青き清浄の地」となる新たな生物の繁栄をもたらすだけのことである。

汚濁は人間から見て気持ちの悪いもの、体に影響のあるものである。
そういったものを分解する生物にとって、それが汚濁と言えるのであろうか?

綺麗な水は汚い水なのだ。
バクテリアがいなければ、魚は自分の排出した高濃度アンモニアの猛毒で死亡する。
人間だって、動物だって、猛毒を排出している。

バクテリアウジャウジャだから水草が育ち、魚が生きている水槽
画像


その猛毒が、ネバネババクテリアにとっては御馳走で、ご馳走を食べて窒素還元する。
きっとバクテリアにとっては「青き清浄な食べ物」に他ならない。
バクテリアのウンチの窒素分を水草が食べて、水槽に魚の食べ物と酸素を供給する。

世界は汚濁と混沌まみれだ。

話が長くなったが、これは親父の靴下を正当化するための方便ではない。

混沌を引き出すための方便なのである。

で、

スルコレブチア属 クリスパタ Sulcorebutia crispata

尾崎フラワーパークにて購入。
ここは、なんでこのサボテンがこんなに高いの!!
ってびっくりすることが多いのだ。
でも、よく見ると他で買うより安いものもある。
そんなサボテンを買ってくることが多い。
画像

名札に「スルコ クラスパータ」とあります。
で、ググっと検索してみる。
ヒットなし。
ググった検索エンジンがダメなのではない。
で、既知のSulcorebutia class で検索してみる。
だめっぽ。
Sulcorebutia c
で検索したら、 Sulcorebutia crispata を発見。
検索写真を見ると赤花とゲジゲジがそれっぽい。
で、crispataってどう読むのか検索。
サボテンではヒットしない。
蘭の種名と、ウミウシで同じスペルを発見。
両方共読みは「クリスパタ」
クリスパタでスルコの日本語ページ発見。

で、ようやく紹介名を自分なりに特定。
(結構大変なんですよ。ブログも・・・・)

あと、クリスパって縮れたって意味らしい。
刺を見てみるとああ、なるほどとなるわけ。
名付け親もセンスがいいのか悪いのか?

で、何が言いたいかというと
ブログって結構手間かけてるんだから読んだら気持玉くらいポチッと押してけ!
はちょっと位思っているだけで今回は別問題。

サボテンは混沌としているので、日本人向きでない品種が多いということ。

私自身、それほどこだわりはないのだが、公の記述になると、ある程度誤記は避けたい。
ただ、今の世の中は、上記のように利便性が向上したお陰でここまでたどり着けるが、
昔だったら、名札以外に情報は収集できない。

そして、ネットで情報を入手したが最後、世界中のホームページから
シノニム(変種)やらWR288(分布地)の情報が溢れかえってくる。
写真の姿を見ても、白刺だったり黄刺だったり千差万別。
花もピンクだったり黄色だったりでもうカオス(混沌)状態です。

となると、厳格に品種管理したい日本人には荷が重くなる。
そこまでしても、これといった日本人向きの解り易い特徴もない。
花が咲いたら綺麗なんだけど、これも問題。
日本のサボテン栽培家は姿に関心があってもあまり花を愛でる人は少ない。
花サボテンは駄物のレッテルがある。
駄物と呼ばれる花サボテンをペタペタブログに載せるのは少数派。
やっぱり検索キーワードは兜・太平丸そして”腐る”が圧倒的多数なのだ。( ̄ー ̄)

自身のブログ最長記述になるのではないかと思うが、
その内容は混沌として迷走気味である。
スルコレブチアは日本では語ってはならないサボテンのような気がしてきた。

単純にあまり拘らずに花を愛でる気持ちで接すればいいのかもしれない。

スルコレブチア属の中で数少ない日本人好みはこれ。
スルコレブチア属 ラウシー Sulcorebutia rauschii
画像

なんと言ってもわかりやすい姿は厳格な日本人のために有り、その肌色の違いも解りやすい。
ただ、圧倒的にラウシーだがラウヒーやら、曖昧さは流石スルコレブチア属といったところ。

で、このラウシーだかラウヒー?は春先までご覧のとおり花芽を付けていた。
なのに、ベランダ栽培特有の「アレ」をやってしまったんだな。

南向きのベランダは「冬よく日が当たるが、日が長くなるにつれて日あたりが悪くなる」
今までしっかり日が当たっていた場所に、直射日光が当たらなくなってしまった。
で、どうなったかというと花芽がダメになった。
スルコは日照が重要。すぐ徒長したり意外と腐りやすく、花落ちも当たり前。

これから益々日当たりの悪くなるベランダサボテン栽培は要注意。
冬より夏がサボテンにとって劣悪環境となる。。
日あたりが望めないサボテンは梅雨以降休ませてしまったほうがいいかもしれない。

ああ、もうこんな時間になった。
もう一つ、スルコ スクレンシスという苗があるのですが、これは、ホームページに紹介されているものと
花の色も姿も違っている。
もう訳判らなくなったので、諦めて寝ることにした。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 15

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス
かわいい

この記事へのコメント