原点回帰

サボテン・多肉の管理で最近よく聞く「夏は涼しく、半日陰で管理する」というのはいかがなものかと思う。

特に多肉植物の管理にはこのような記載が多く、初心者を混乱させていると思われる。

大体、東京の日照時間は2000時間程度で、日照時間は世界平均以下である。
日照時間の多い場所は3000時間となり、当然雨の降らない乾燥地帯が日照時間が多くなる。

サボテンの生息する場所は、日本より遥かに日照時間が多いのである。
って冷静に考えれば当たり前の事だよね。

「乾燥地帯に生息するサボテンが日照時間の少ないほうが維持管理が容易になるはずは無い」
これだけは断言できる。

が、しかし、半日陰の管理が望ましいなどの記載は、夏に涼しくすごさせる為の対策であって、実情は風通しを十分にし、(現状の温暖化では雨掛かりを防ぐ透明な屋根のみ必須)露天に放置しなさいが正解だと思う。

日本の気候は地域でまったく違うので、太平洋側の温暖な場所と、東北・北海道・中部山間部を同じ管理で維持できるわけではない。

サボテン栽培に関しては、正しい情報が得られないことが多く、自分で管理方法を見つけなさい的な冷徹な放置プレイとなっている。
商品だけが巷に溢れかえり、ほぼ維持不可能な栽培方法で消費増大させる事により、流通が成立している。

しかしながら、ごく少数の手引書作成の著者は、遠巻きながらもヒントを与えてくれている。
軟らかい光線を長時間当てること。 土中温度は高く、夜間の空中温度は低く
成長期と休眠気のメリハリを付ける等である。

今や、日本の高温多湿で、日夜温度差の無い夏期は、サボテンにとって原産地よりも過酷になってしまった。

涼しくすごさせるのは夜間が重要で、日中は日射に当たっていなければ駄目である。
木陰で育つ種類もあるが、日本より緯度が高くなければ、原理的には遮光した軟光線管理も不要となる。

サボテンは、日夜温度差で光合成に必要なCO2を夜間に球体表面から取入れし、日中の太陽光により光合成した栄養で生きている。

何故、信州の山間部が刺物サボテンの栽培に適しているか?
他と比べて原産地の条件にほんのわずかだけ似ているから。

1 晴天率が高く、北部以外は寒さは厳しいが、冬の日照時間も多い。
2 特に中部は日本海・太平洋から離れている為に、降雨量が少なく乾燥ぎみである。
3 標高が高いため、夜間の最低気温が年間通じて低い。
4 温度が不足しても、温室・加温設備で対応出来る。冷却設備が不要。
5 温度が低いため、そもそも空気中の絶対湿度が低く、加温すると更に低湿度の条件が得られやすい。

信州で育てにくいと思ったのは、兜などの高温大好きサボテン。
暖房費がほかと比べて高くなる。

ゆめゆめ基本を忘れること無かれ!

そうそう。アガベ牡丹が先月の10月19日に開花したのでアップします。
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